【ザ・インペリアル・スパ】インドの高級ホテルスパで初めてのシロダーラ体験

インドの5つ星ホテル、ザ・インペリアル・ニューデリーに宿泊した際に、ホテルにあるザ・インペリアル・スパでシロダーラを体験しました。

スパもホテル同様素敵な空間で人生で1番贅沢なひと時を過ごしました。

この記事ではザ・インペリアル・スパの様子とシロダーラ体験について紹介します。

ザ・インペリアル・スパだけではなくインドのホテルスパやシロダーラに興味がある人の参考になれば嬉しいです。

目次

シロダーラとは

シロダーラとは、インドやスリランカの伝統医療であるアーユルヴェーダの療法の一つ。
額の中央にある第3の目とも呼ばれる「チャクラ」に温めたオイルを注ぐ施術です。

インドのマッサージと言ったらこのような画を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?

シロダーラを受けている女性

まさにこれがシロダーラです。

シロダーラは、「脳のマッサージ」とも呼ばれ不眠症や眼精疲労、頭痛、ストレスなどの症状に効果があるとされています。

ちなみにサンスクリット語で「シロ」は「頭」、「ダーラ」は「流れる」を意味します。

【ザ・インペリアル・スパ】予約

現地で直接申し込むのが1番簡単な方法かと思いますが、今回は希望の日時がピンポイントであったため1週間ほど前に予約しました。

メニューはホテルの公式サイトに載っています。
マッサージやアーユルヴェーダ、フェイシャルなど、さらにそれぞれの中でも何種類もメニューがあり選びきれません。

翻訳機能を使って読んでもメニューを全部は理解できませんでしたが、「SHIRODHARA」の文字を見つけ75分のシロダーラを予約しました。

ホテルの公式サイトを見ると、スパの詳細はスパのフロントまでとあり電話番号が載っています。
しかし、英語で電話する自信は全くないのでホテルの予約係にメールしました。

ホテル予約係からスパチームにメールを転送してくれ当日中にスパチームから返信があり、迅速に予約することができました。
さすが一流ホテルは仕事が早いです。

【ザ・インペリアル・スパ】 受付

予約したメールに施術前に遅くとも施術の20~30分前には来るよう記載があったため、30分前に着くよう向かいます。

インペリアルニューデリーの庭にある標識

スパはホテルの中庭にあります。

インペリアルスパのガラス張りの入口

ガラス張りの入口。
奥には大きいシャンデリアが見えます。

スパの螺旋階段と階段から見えるスパのフロント

スパがあるのは地下。

スパの螺旋階段

素敵な螺旋階段に圧倒され緊張しながら降りてきました。

スパのテーブル

受付で名前を伝えて予約内容を確認後、隣の待合スペースの素敵テーブルで問診票を記入します。

アーユルヴェーダは本来医療行為なので、問診内容も日焼けの有無やマッサージの強さの好み以外に怪我や病気についての項目もあります。
英語なので翻訳アプリを使いながら記入しました。

【ザ・インペリアル・スパ】施術前

更衣室

更衣室のドア

記入が終わると着替えのため更衣室に案内されます。

ロッカー

ロッカーのデザインも素敵。

更衣室にはスタッフの人がいていろいろお世話を焼いてくれました。
(もしかしたらあまりに英語ができない私を見かねて世話を焼いてくれたのかもしれません)

紙パンツとバスタオル、バスローブとスリッパを渡され、紙パンツだけ履いてバスタオルを巻くよう指示されます。
スタッフの人の前で着替えるのかと一瞬躊躇しましたが、ちゃんと着替える個室スペースがありました。

着替えが終わると更衣室の奥にある温浴スペースに案内されます。

温浴スペース

温浴スペースには

ジャグジー

中央に大きめのジャグジー。
水着を忘れ残念ながら入れませんでした。

ジャグジーとスチームサウナ

写真真ん中のドアはスチームサウナ。

ドライサウナ

そしておそらくドライサウナがありました。

スタッフの人に入るよう促されたのはスチームサウナ。
高級スパなので上品に岩盤浴くらいの暑さかなと甘く見ていたのですが、しっかりスチームサウナで高温多湿でした。

入っている時間はスタッフの人が呼びに来るまで。
途中1度様子を見に来て大丈夫かと聞いてくれた時に、思わずイエスと答えてしまいましたが結構きつい。
限界を迎えようとしたところスタッフの方が来てサウナから出ることができました。

更衣室内のきれいな廊下

温浴スペースから見た更衣室側。
エキゾチックな素敵空間。

サウナに入るとは思っておらず、水分を取っていなかったのでのどがカラカラ。

棚に入ったタオルや水

更衣室に水があるのを発見。
水を飲んで生き返ります。

サウナに出た後はバスタオルの代わりにバスローブを着て次の場所に移動します。

※スマホをロッカーに入れてしまったためここからしばらく写真がありません。

リラックススペース

次に案内されたのは待合室のようなお洒落雑誌が置いてある優雅な場所。
というかこのホテルの敷地にあるもので優雅ではないものはないかもしれません。

デイベッドに座って待っているとブルーベリージュースとレモンシロップが運ばれてきました。
ブルーベリージュースがすごく美味しい。
レモンシロップを入れることでより爽やかな味になりました。

飲み終わった頃とうとう施術室に案内されます。

【ザ・インペリアル・スパ】念願のシロダーラ

全身オイルマッサージ

施術室はもちろん個室、ほんのり薄暗く落ち着いた雰囲気です。

紙パンツ1枚になりいざ施術台に。
バスタオルをかけて待ちます。

シロダーラの前に全身オイルマッサージがあります。
強いマッサージはしないとのことで優しめのマッサージでしたが、ゴリゴリのマッサージが苦手な私には丁度良かったです。
オイルを肌に刷り込ませるというかリンパを流すイメージでした。

また全身マッサージと書いていますが本当に全身です。

紙パンツをは置ているとはいえあまり意味がない気もしますが、スタッフの人はプロだから何も気にしていないだろうと思い、自分も気にしないようにします。

女性には女性のスタッフ、男性には男性のスタッフがちゃんと付きます。

シロダーラ

全身マッサージが終わるとメインイベント、あの額にオイルを垂らすシロダーラです。

オイルが耳に入ったらどうしようと心配していましたが、耳にはコットン、目にはアイマスクを乗せてオイルが入るのを防いでくれます。

準備が終わり、いよいよスタート。

温かいオイルが一定のリズムでゆらゆらしながら額に注がれます。
始めはこそばゆい感じがしましたが、すぐに慣れてきました。

たまに優しいヘッドマッサージが入りますが、基本的はおでこに流れるオイルを感じながらウトウトしていました。

少しだけ残念だったのは、オイルがだんだん冷えてくること。
オイルポットに入ったオイルが減ると温かいオイルが補充されるのですが、それもまた最後の方は冷えてきました。

冷たいわけではない(ちょいぬるい)のですが、ずっと温かいままなら爆睡するくらいリラックスできたかもしれません。
とは言え十分気持ち良く、まどろんだ状態のまま終了。

終わった後もなんだか夢見心地です。

【ザ・インペリアル・スパ】施術後

リラックススペース

ふわふわした気分のままバスローブに着替え、施術前にブルベリージュースを飲んだリラックススペースに通されます。

そこで温かいお茶とナッツをいただきます。
お茶の種類はいくつかあり(口頭の説明)、私はジャスミン茶をもらいました。

お茶は南部鉄器のような鉄瓶で提供されるのでたっぷり。
飲みながらゆっくり過ごしていくうちにだんだん頭がすっきりしてきました。

飲み終わったら自分のタイミングで更衣室に戻ります。

シャワーと着替え

更衣室には始まる前にもいたスタッフの人がいて、またお世話を焼いてくれました。

オイルは数時間は洗い流さない方が良いと何かで読んだのですが、あまりにもオイルまみれなのでシャワーを浴びます。

シャワー室は広め。
ホテル客室にあったのと同じアーユルヴェーダの知識を基にしたスキンケアブランドForest Essentialsのシャンプー、コンディショナー、シャワージェルがありました。

肌にオイルが染み込んでめちゃめちゃお湯を弾きます。

そして髪の毛は洗って乾かしても濡れたままのようなオイリーさ。
ちなみに次の日もオイリーでしたが、とても艶々しているということで良しとします。

大きいか鏡のある化粧台


品のある化粧台。
ドライヤーは引き出しの中にあります。
保湿クリームはありましたが化粧水は無かったので必要な場合は持ってきた方が良いでしょう。

清潔なトイレ

シャワー室の写真は撮り忘れましたが、トイレの写真はありました。
トイレも広々として綺麗です。

着替えをして受付に行きます。

【ザ・インペリアル・スパ】お支払い

ホテルに泊まっているので支払いは部屋付け、チャックアウトの時に支払いました。
受付で書類にサインをして夢のような贅沢なひと時は終了です。

支払額は
シロダーラ75分:9,000ルピー
税金:1,620ルピー
合計:10,620ルピー
日本円で2万円弱

高いけど日本の高級ホテルのスパに比べれば安いよねと自分に言い聞かせています。

まとめ

人生初のシロダーラは今までに味わったことのない感覚でした。

本格的な医療行為としてではなくスパメニューとしてのシロダーラだったこともあり、終わった後に眠くなったり身体が重くなったりする好転反応はありませんでした。

また、巷でささやかれているような第3の目のチャクラが開くような感じは正直分かりませんでしたが、施術中は眠ってはいないのに眠っているような感覚であれが瞑想状態だったのかもしれません。

そして何より優雅な空間で丁寧におもてなしをしてもらったことが1番の癒しとなりました。

インドに行った際はなかなか日本では手が出せない高級ホテルのスパを楽しんでみるのもいいのではないでしょうか?

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