台北の中心地・中山地区にある日系5つ星ホテル、ホテルロイヤルニッコー台北に1泊してきました。
海外まで行ってわざわざ日系ホテルに泊まらなくてもと思うかもしれません(私は正直そう思っていました)が、泊まってみると日本と変わらぬ設備と日本語が通じる楽さとで快適の一言でした。
この記事ではホテルロイヤルニッコー台北の様子を写真付きで紹介していきますので、台北のホテル選びの参考になれば嬉しいです。
ホテルロイヤルニッコー台北はこんな方に特におススメです。
- 英語は苦手。言葉のストレスなくホテルに泊まりたい人
- 海外気分は街中で満喫するからホテル内では日本と変わらず過ごしたい人
- 街の中心部が良いけど落ち着いたホテルステイをしたい人
【ホテルロイヤルニッコー台北】立地・アクセス
ロイヤルニッコー台北は台北の中心部、中山にあります。
最寄り駅は台北駅からMRT淡水信義線で1駅の中山駅。
中山駅は他にMRT松山新店線も乗り入れているのでアクセス抜群です。
中山駅前には新光三越や誠品生活といったデパートがあり多くの人で賑わっています。
しかしホテルの周辺は騒がしい雰囲気は無く、大通りに面してはいるものの騒音が気になることはありませんでした。
ホテルの本当の周辺にはザ・地元というような飲食店はさほど多くはない印象ですが、少し歩けば小籠包の名店・京鼎楼や人気の夜市・寧夏夜市にも行けるので申し分のない立地です。
中山駅からのアクセスも簡単。

最寄りの出口は3番。

地上に出て

真っすぐ進むと大きな交差点があります。
交差点を渡って、

左に曲がり進んでいくと

右手にホテルがあります。
公式サイトによると中山駅から徒歩約3分とのことですが、交差点での信号待ちを含めて3番出口から徒歩5分くらいでした。
【ホテルロイヤルニッコー台北】チェックイン
ホテルにはドアマンの方がいて中に入ろうとするとすぐにドアを開けてくれます。
さすが5つ星ホテル。

ホテルに入って右手奥にフロント。
フロント手前右にコンシェルジュデスク、左にロビーがあります。

フロントもロビーもあまり大きくはありませんが、洗練された雰囲気です。

ロビーにトイレが見当たらないと思ったらホテル正面の階段を下りた地下1階にありました。

日本にいるかのようなクオリティの奇麗なトイレでした。
チェックイン:15時
対応してくれた方は日本人ではありませんでしたが手続きは全て日本語でした。
海外のホテルではチェックインの際にデポジットとしてクレジットカードを提示することが多いですがそれもなく、海外っぽさを感じたのはパスポートを提示したことくらいです。
ホテルに着いたのが12時前、14時には部屋の準備ができるとのことだったのでフロントに荷物を預けて観光に出かけます。
14時30分頃ホテルに戻りフロントに行くと、予約していたデラックスルームからコーナースイートへのアップグレードを告げられました!
しかも荷物はすでに部屋に運んでくれているという至れり尽くせりぶりに感動です。

エレベーターは3基。
エレベーターの向かいにパイナップルケーキとヌガーで有名なロイヤルベーカリーがあり多くの人で賑わっていました。

部屋のカードキーををかざして操作するのでセキュリティチェックもしっかりしています。
【ホテルロイヤルニッコー台北】コーナースイート客室
元々予約していたのは下から2番目のデラックスルーム。
ちなみにホテルズドットコムで予約しました。
コーナースイートは3段階上のカテゴリー。
こんなにアップするなんてびっくりです。
ホテルロイヤルニッコー台北客室一覧
- スーペリアルーム(約26㎡)
- デラックスルーム(約32㎡)
- プレミアルーム(約38㎡)
- デラックススイート(約50㎡)
- コーナースイート(約65㎡)
- プレミアスイート(約89㎡)
- ロイヤルスイート(約125㎡)

客室階のエレベータホールは落ち着いた雰囲気です。

部屋は6階。
人生初(もしかしたら最後)のスイートルームに期待が高まります。
リビングルーム

ドキドキしながらドアを開けると広々としたリビングルーム。
いつもならドアを開けると見えるはずのベッドが見当たらない。
スイートルームのすごさを実感し始めます。

湿気の多い台湾なので加湿ではなく空気洗浄除湿機。

座り心地の良いソファ。
ソファで横になって眠れるくらいゆったりしています。
というかリビングルームだけで普通のホテルの部屋くらいの広さがあります。

写真だと近くに見えますが、ソファの遠く離れた向かいには楕円形のデスク。
デスクにはライトと電話、メモ帳とペン、工事のため騒音が発生する恐れががありますよという案内が中国語と英語と日本語で書かれた紙。
デスク横の棚にボトルウォーターが4本とティッシュが置いてあります。
棚の引き出しには新約聖書などの本。

デスクの引き出しには火災の際の案内とおそらくLANケーブル。
デスク回りにコンセントはありますが、

デスクライトのコンセントがすでに刺さっているのでそのコンセントを抜かないと使えません。
また、電話と有線LANのケーブルはありますがUSBポートがないのでパソコン作業をするには不便かも。
でも椅子の座り心地は良かったです。

デスク前にゴミ箱。
リサイクルとリサイクルできないものに分かれていて環境に対する意識の高さがうかがえます。
ミニバー

リビングルームのソファの隣にあるテレビの下がミニバーコーナー。

ネスプレッソマシーンとここにも2本のボトルウォーター。

ガラスの引き戸の中にはティーポットと湯飲み茶わん、お皿とナイフとフォーク。

セイロンティーとカモミールティーと凍頂ウーロン茶のティーパックがそれぞれ2つずつありました。

下の扉の中には電気ケトルとピッチャー。
ボトルウォーターも用意されていますが、ウォーターサーバも各フロアにあるので水に困ることはなさそうです。

もう一つの扉を開けると冷蔵庫があります。

中にはウェルカムドリンクのパックジュースが入っていました。
普通に美味しかったです。
なお冷蔵庫には冷凍スペースはありませんでした。
ベッドルーム

リビングルームの奥にベッドルームがあります。

キングベッド1台の部屋もありますが、今回のお部屋はツインベッド。
シングルベッドとのことですが、通常のシングルベッドより広く(ホテル公式HPによると幅110㎝)寝心地も良かったです。
環境保護のためリネン類の交換は2日ごと。
早めの交換を希望する場合はベッドに置いてあるカードを裏返しにしてベッドに置いておきましょう。

ベッドの横にサイドテーブルと部屋の照明スイッチ。
こちら側のテーブルには時計や電話が置いてあり私物を置くスペースが少ないのが残念。
スマホを充電したいけどコンセントが見当たらないと思ったら

ベッドの裏にUSBポートが隠れているのでここから充電できました。
(もう一つのベッドの裏にも同じようにUSBポートがあります。)

ベッドルームにも大きめのテレビ。
リビングルームのテレビ同様スマートテレビなのでYouTubeの視聴可能。
普段からYouTubeで旅行情報を仕入れているので旅先でも観られて嬉しいです。

コーナースイートはホテルのコーナー(角)にあるので、テレビを挟んで両側に窓があります。
街中にあるホテルなので景色には期待もこだわりもなかったのですが、やはり窓がたくさんあると解放感が増します。
窓からの景色はこんな感じ。


街路樹があり意外と緑が多いです。

冷暖房完備。
当たり前に思えますが、南国台湾では冷房はあっても暖房が無いホテルもあるのでさすが5つ星ホテルです。
なおエアコンのスイッチはリビングルームにもあったので部屋ごとに温度を設定できるのも嬉しいです。
ウォークスルークローゼット

部屋の真ん中の弧を描いているスペースにバスルームにつながるウォークスルークローゼットがあります。

このスペースも十分広いです。

バスローブとハンガー多数。

暗証番号式のセーフティボックス、ファブリーズ、長期滞在に役立つランドリーサービスの申込用紙(有料)。
常備灯、ブラシ、靴ベラ、そして火災発生時に逃げる時に被る防災グッズもありました。

雨の多い台湾ならではのシューズドライヤー。

靴磨きセット。
そして海外のホテルでは珍しい

パジャマがあります。
ワンピース型でこんな感じ。

着心地は悪くなかったですが、生地が薄めなので1枚で着るには少し心もとない気がします。
(冬だったので下にヒートテックとレギンスを着用しました)

スリッパもあります。
ペラペラではなくフカフカしてました。
色違いなので外からホテルに戻った時に、どちらのスリッパが自分の履いていたものか分かりやすくて良かったです。

体重計もあります。
台湾は美味しいものが多くつい食べ過ぎてしまいますからね。
バスルーム
バスルームにはベッドルームから(しかもベッドの両サイドから)もウォークスルークローゼットを通ってリビングルームからも行けるようになっています。

清潔で広々しています。

おしゃれなボウル型のシンク。
2つあるので歯みがきなど2人同時にできるので助かります。
コップが2つ。
ハンドタオルは1人1枚ではなく1人2枚あるのも嬉しい。

洗面台に置いてあったのはティッシュとハンドソープとバスソルトとロクシタンのボディローション。
そしてたまたまかもしれませんが口内洗浄液がありました。
お化粧に便利な拡大鏡もあります。
台湾では宿泊施設での使い捨てアメニティの提供が禁止されています。
日系の5つ星ホテルといえども歯ブラシなどは用意されていないので各自持参しましょう。

ドライヤーは日系ホテルらしくパナソニックのナノケア。
もちろん風力も問題なし。
バスタブとシャワールームは分かれています。

バスタブは大きく深さも十分。
ゆったり浸かれました。

ひよこ?魚?の形の湯温計。
ラックもあるので本やドリンクを片手に快適な長風呂を楽しめます。

シャワールーム。

中は広く腰を掛けられる台もあります。
座りながらシャワーを浴びられるので貧血の人や足腰の良くない人にも安心です。

シャワーはハンドシャワーで扱いやすく水圧もバッチリでした。
シャンプー、トリートメント、ボディソープは嬉しいロクシタン。
ちなみにバスタオル・ボディタオルは1人1枚ずつ用意されていました。
トイレ
ホテルの部屋で1番便利だったのはトイレが2つあったこと。

1つはシャワールームの隣。
写真では分かりずらいのですが、ちゃんと擦りガラスのドアがあるのでプライバシーは守られます。
もう1つは

ホテルの部屋に入ってすぐの鏡張りの引き戸の中。

完全に独立したトイレです。

手洗い場も完備も完備されています。
トイレは2か所ともウォシュレット。
トイレットペーパーはトイレに流せます。
チェックアウト
チェックアウト:11:00
特に手続きも無く部屋のカードキーを返却して終了。
チェックアウトも日本語しか使いませんでした。
帰りの飛行機まで時間があるので荷物を預けて観光に出かけます。
荷物はエントランス付近のベルデスクへ。
何時に戻ってくるか聞かれますが、だいたいの時間で大丈夫です。
この時だけ英語で会話しました。
観光後ホテルに戻り荷物の引換書をベルデスクに持って行って引き取り完了。
その際に移動の車の手配が必要か聞いてくれ、最後まで気配りを感じました。
まとめ
ホテルロイヤルニッコー台北は日本語が通じ日本人が快適に滞在できるホテルでした。
今回は運よくコーナースイートにアップブレードできたので快適さが一段と高かったのは否定できませんが、通常客室でもバスタブやウォシュレットトイレといった日本クオリティは備わっているので十分快適に滞在できると思います。
海外で日本を一切感じたくない人には向きませんが、立地も良いので街中では台湾を満喫しホテルでは日本と変わら環境でゆっくり休むというメリハリのある台湾滞在ができます。
またホテル近くにある同じ5つ星の日系ホテル・オークラプレステージ台北に比べると値段もリーズナブル。
派手さはありませんが落ち着いた雰囲気の中滞在できるおススメのホテルとなりました。
この記事が台北のホテル選びの参考になれば嬉しいです。