ホノルルマラソンで必要なものはいろいろありますが、1番重要なのはランニングシューズ。
しかしランニングシューズは種類も多くどれがいいのか迷ってしまいます。
数あるランニングシューズの中で今年2023年のホノルルマラソンに向けて購入したのはアシックスのゲルカヤノ(GEL-KAYANO)30。
ゲルカヤノはアシックスのランニングシューズの定番モデルで、1993年に初代ゲルカヤノが登場し、2023年7月に30代目が発売された人気のロングセラー商品です。
私のマラソン歴をお伝えするとホノルルマラソン2回、マウイマラソン1回の計3回ほどフルマラソンを走って(歩いて)います。
しかし、普段はほぼ運動はせず、マラソンに参加することが決まってから走り始めるので毎回リセットされ1どころか0からやり直している感じです。
そんな初心者ランナーならではの視点でゲルカヤノ30のレビューをしていきます。
この記事はこのような方に特におすすめです。
- 初心者でどんなシューズを選べばいいかわからない
- ゲルカヤノ30が気になっている
そもそもマラソン初心者におすすめのランニングシューズとは
ホノルルマラソンは制限時間がないので、走り慣れていないマラソン初心者でも参加しやすい大会です。
走り慣れていない=走るための筋力が出来ていない人は
- クッション性の高い靴
- 安定性の高い靴
を選ぶのがおすすめです。
走り慣れていない人は走るための筋力が十分に備わっていないため、着地時の衝撃をもろに受けてしまいます。
そこでクッション性の高いシューズを履くことで着地の衝撃を和らげ足へのダメージを減らします。
また、ランニングフォームも安定していないことが多いので着地時に足がぶれてしまい着地が安定しません。
こちらも、アウトソールがしっかりしている安定性の高い靴を選び、着地時のバランスを保つようにしましょう。
記録は狙っていないし楽しんで参加するだけだからと普通のスニーカーで走るのは足へのダメージが大きすぎるのでやめましょう。
ランニングシューズには走るための機能が備わっています。
初心者こそシューズの力を借りて足りない筋力や走力をカバーしましょう。
【ゲルカヤノ30】選んだ理由
今回買ったゲルカヤノ30は私のゲルカヤノの3代目。
初めてホノルルマラソンを走った時からゲルカヤノを使っています。
当時スポーツショップ(確かスポーツオーソリティ)で足のサイズを測ってもらい、フルマラソンに参加するためのシューズを探していて目標は完走、普段運動はしていないということを伝えおすすめされたのがゲルカヤノ。
日本人の足に合い、着地時の衝撃を吸収し衝撃を和らげてくれて初心者におすすめとのことでした。
デメリットは重めなのでスピードを出すには不向きとのこと。
当時も今もランニングシューズに求めることは
- 足(特に膝)が痛くならない
- 怪我をしない
シューズの重さやスピードは気にしない、足が痛くなったら走れないのでとにかく初心者向けで足へのダメージが少ないことが私には重要です。
おすすめされたゲルカヤノを履いて挑んだ初ホノルルマラソンは練習不足過ぎて肉離れを起こしたかと思うほどふくろはぎが痛くなりましたが、膝はあまり痛くなりませんでした。
その後参加したマラソンでも筋肉痛になれど足に大きな問題が起きていないので、今回も迷わずゲルカヤノを選びました。
なお、ゲルカヤノの新作が販売されると前作のゲルカヤノが安くなる傾向があります。
前作のゲルカヤノ29でも十分かと思いましたが、今までのゲルカヤノと別次元に進化したという話を聞いていたので最新の30を選んでみました。
【ゲルカヤノ30】外観と特徴
通常の靴のサイズ23.5cm、甲高、やや幅狭の私が買ったゲルカヤノはサイズ24cm、幅スタンダード。
色は直営店限定のBlack/Blackです。
お店で試着しアシックスの公式サイトより定価の19,800円(税込)で購入。2日後には商品が届きました。
Black/Blackだけあって真っ黒。普段着に合わせてもいけなくはない。生地はふんわり厚め。
かなりの厚底。
特にかかとのソールががっしりしています。
かかとには「Pure Gel」と呼ばれる衝撃緩衝機能が採用され着地時の衝撃を和らげてくれます。
また、内側に広がった形状により着地時に足が内側に倒れ込むのを抑制してくれます。
内側のアーチ部分には高反発のフォーム材を使用。
触ってみると他のソール部分より柔らかく弾力があります。
この反発力により疲れた時に崩れてくる中足部の安定性を高めてくれます。
アウトソールは足裏全体的に広がっているので着地時の安定性を高めます。
【ゲルカヤノ30】実際に履いてみた感想
履き心地
実際履いてみると見た目はぽってり気味。
特に足先が広がっているので、履いた時もゆとりがある感じがします。
しっかりしている見た目通り、履き心地も足全体が包まれる感じで安定感があります。
シュータンやヒールカップの生地は厚みがあり触り心地もふかふかしているので、しっかり足首がホールドされますが決してきつかったり痛かったりせず、やさしく包まれる安心感があります。
走ってみた感想
ソールはつま先とかかとに結構な傾斜がありコロンとした作り。
歩いてみると、正直最初は違和感があり歩きにくい感じがしましたが、走ってみると自然と足が前に出て走りやすいです。
しかも、今までは、筋力がなく気を抜くとふくろはぎで走ってしまうので足の付け根から動かすことを意識していたのですが、ゲルカヤノ30を履いたところ意識しなくても足の付け根から足が出るようになりました。
履き心地は柔らかいのですが、着地時はそこまで柔らかさは感じずむしろほどよい硬さを感じます。
初めて走った時はクッション性をさほど感じられなかったのですが、何回か走っていくと着地の衝撃を吸収してくれる感じも分かってきました。
また、アウトソールの面積が広いため、着地時にバランスを崩し足がぐにゃっとなることが減りました。
ソールがしっかりしているので重い(レディースの重さは25cmで263g)部類のランニングシューズですが、スピードを求めていない初心者の私には特に問題なく、そもそも軽い薄底シューズを履いたことが無いのでこんなものかと重さも気になりません。
懸念点
ホノルルマラソンに向けて唯一心配なのは、生地に厚みがあるので熱がこもるという口コミがあったこと。
まだ長時間や昼間の暑い時間に走っていないので気にならなかったのですが、熱を吸収しやすいオールブラックのゲルカヤノで暑いホノルルマラソンを走った時にどれほど足元が暑くなるのかと一抹の不安はあります。
【2024年1月7日追記】
2023年12月10日ホノルルマラソン、ゲルカヤノを履いて完走しました。
心配していた足元の暑さですが特に気になりませんでした!
(疲れ果ててそこまで意識が向かなかったのかもしれませんが)
まとめ
筋力や走力のない初心者が選ぶべきランニングシューズは安定感とクッション性に優れているもの。
どのメーカーのシューズを選ぼうとこの点は外さないようにしましょう。
ゲルカヤノ30は人気のロングセラーモデルだけあって安定感とクッション性については申し分なく、履いた感じも心地よいです。
普通のスニーカーとはソールの感じが全く違うので初心者は初めは多少の違和感を感じるかもしれませんが、シューズに馴染むにつれ走りやすさを実感します。
また、ゲルカヤノ30は長時間走り疲れてフォームが崩れた時にこそ機能がより発揮されるそうなので、初心者のフルマラソンには特におすすめです。
値段は19,800円(税込)と高いのですが、それで怪我無く快適に走ることができるなら払う価値はありだと思います。
ゲルカヤノ30の力を借りてホノルルマラソンに挑みます。