ポルトガルって遠いよね。直行便はあるのかな?どうやって行くのがいいの?
ヨーロッパの端に位置するポルトガル。行ってみたいけど日本から遠い!
直行便はあるのか?どうやって行くのがいいのか?不安に感じている人もいると思います。
私は、ポルトガルに憧れがあり行ってみたいと思っていたものの、遠さがネックとなりなかなか行くことができませんでした。
しかし、実際に行ってみると確かに遠いけど、それ以上に行って良かったと心から思っています。
そこでこの記事では、ポルトガルへ行きたいけどどうやって行くのがいいか迷っている人にフライトを選ぶポイントを紹介します。
【ポルトガルへの行き方】 直行便はないので乗り継ぎ便で
残念ながら日本からポルトガルへの直行便はありません。少なくとも1回以上飛行機を乗り継ぐ必要があります。
1回の乗り継ぎで行くならヨーロッパ各都市や中東経由となります。
主な乗り継ぎ地
パリ、ウィーン、ロンドン、フランクフルト、ミュンヘン、ローマ、ヘルシンキ、アムステルダム、イスタンブール、ドバイ、アブダビなど
【ポルトガルへの行き方】 乗り継ぎ便を選ぶポイント
フライトの選択肢がたくさんあるので次のポイントを押さえ、自分に合ったフライトを選びましょう。
貯めたいマイルで選ぶ
貯めたいマイルがある人は、そのマイルが貯まる航空会社を使いましょう。
航空業界には3大アライアンス(グループ)があり、同じアライアンスの航空会社ならマイルを貯めることができます。
例えば、スターアライアンスに加盟しているルフトハンザドイツ航空でフランクフルトへ行ってそこからTAPポルトガル航空でポルトガルへ行けばANAのマイルを貯めることができます。
日本からポルトガルへ乗り継ぎ1回で行ける主な航空会社のアライアンスです。
- スターアライアンス
- ANA・ルフトハンザドイツ航空・TAPポルトガル航空・ターキッシュエアラインズ・オーストリア航空
- ワンワールド
- JAL・フィンエアー・ブリティッシュエアウェイズ
- スカイチーム
- エールフランス・KLMオランダ航空・ITA Airways
アブダビ経由のエティハド航空やドバイ経由のエミレーツ航空は3大アライアンスに加入していませんが、エティハド航空はANAと、エミレーツ航空はJALとマイルの提携をしているのでマイル加算対象の予約クラスによってはマイルを貯めることができます。
ただし、エミレーツ航空の日本ードバイ間のエコノミーは多くの予約クラスでマイルが付かないので気を付けてください。
日本-ドバイ線において、以下予約クラスは積算対象外です。
JAL公式ホームページより
予約クラス:O, P, H, U, B, M, K, T, L, Q, G, V
行ってみたい乗り継ぎ地で選ぶ
乗り継ぎ時間によっては空港の外に出て観光することも可能です。
せっかくなら行ってみたい国で乗り継いで、ついでに観光しちゃいましょう。
空港の外に出て観光するのに必要な乗り継ぎ時間は、空港から目的地までの移動時間によっても変わってきますが、少なくとも4時間以上と言われています。
私はフィンランド・ヘルシンキで約4時間の乗り継ぎ時間がありました。
空港から市内までは片道約30分、中心地まで行く予定でした。
しかし、空港駅のチケット券売機が非常に混んでいて時間がかかりそうなので、中心地に行くのはやめ、空港からバスで10分ほどのJumbo(ユンボ)というショッピングセンターに行きました。
特に初めての土地だと想定外のことも起こるので、時間に十分余裕を持ち、予定にこだわらず臨機応変に対応しましょう。
ターキッシュエアラインでは、イスタンブールでトランジットツアーを行っているよ。しかも無料!
航空券の値段や所要時間で選ぶ
マイルや乗り継ぎ地にこだわりがないなら、金額やかかる時間で選びましょう。
安さにこだわるなら乗り継ぎを2回以上にする方法がありますが、時間や手間ががかかるのであまりおすすめはしません。
1回の乗り継ぎで考えると一般的にヨーロッパ経由より中東経由の方が値段が安く、中東経由よりヨーロッパ経由の方が時間が短い傾向です。
スカイスキャナーなどの検索サイトを利用すると行きたい日程でどのフライトが安いか時間がかからないか、簡単に調べることができます。
検索は簡単。
スカイスキャナーにて出発地、目的地、出発、復路(現地出発日)、人数・座席クラスを選択し、検索。
乗継回数を選び、好きな順に並び替えをする。(画像は乗り継ぎ1回で安い順)
ここで2点注意。
- 1番上に「提供」とあるフライトはエールフランス提供の広告。ここでの最安プランは22:30発のエミレーツ便。
- 往路が成田発、復路が羽田着になっている。
往復とも同じ空港が希望の時は下にスクロールし左側にある「同じ空港を利用して往復する」にチェックしましょう。
実際にポルトガルへ行った方法
私がポルトガルへ行った時のフライトはこちら
往路:成田→JAL→フィンランド・ヘルシンキ→フィンエアー→ポルトガル・リスボン
復路:リスボン→イベリア航空→スペイン・マドリード→イベリア航空→成田
※イベリア航空の成田~マドリード間は現在運休(2024年10月27日より週3便で運航開始予定になりました)
安い順で検索し所要時間を考慮してフライトを選びました。
個人的な感想としては、日本から1番近いヨーロッパと言われるフィンランド・ヘルシンキまでは早く感じました。
(当時のフライト時間は約10時間、2023年5月現在はもろもろの影響で約13時間かかります。長い。)
しかし、ヘルシンキからリスボンまでのフライト約5時間が非常に長く感じました。
長く感じた理由は
- ヘルシンキまで来れば同じヨーロッパのポルトガルは着いたも同然という勘違いをしていた。
- それまでの移動やらで体力を消耗していた。
かと思います。
ちなみに復路はリスボンからマドリードの約1時間30分はもちろん、マドリードから成田までの約13時間(当時)も往路のヘルシンキからリスボンに比べ苦になりませんでした。(個人の感覚です。)
個人的には、特にこだわりがなければ、往路の乗り継ぎはできるだけポルトガルに近い所を選んだ方が体力・精神的に楽かなと思いました。
当たり前だけど、ヨーロッパって地図で見てるイメージより大きい。。。
まとめ
直行便がないため日本からポルトガルへ行くには乗り継ぎ便となります。
選択肢が多いので、貯めたいマイル、乗り継ぎ地で観光したいか、値段、所要時間等、自分の優先するポイントを押さえフライトを選んでください。
乗り継ぎ便は時間もかかるし面倒と感じるかもしれません。
ポルトガルは確かに遠く、正直到着したときはへとへとでしたが、その疲れも吹っ飛ぶくらい魅力的な国でした。
たとえ乗り継ぎ地で観光しなかったとしても、空港だけでも少しはその国を感じられると前向きに考え、乗り継ぎ便も楽しんでぜひポルトガルに行ってみてください。