ホノルルマラソンのツアーはいくつもあるけど、どれに申し込めばいいのかな?
ホノルルマラソンのツアーは各旅行会社から発売されているので、どれに申し込むか悩みますよね。
ホノルルマラソンに行く目的は同じでしょ、と思うかもしれませんが、各社それぞれ特徴があります。
そこでこの記事では
- ホノルルマラソンツアーの選び方を知りたい
- 各ツアーの違いを知りたい
- 自分に合ったホノルルマラソンツアーを知りたい
という方に向けて、旅行業界に勤務している私が、ツアーを選ぶポイント、各ツアーの比較やおすすめポイントを紹介していきます。
(※2024年7月現在の情報に基づいて紹介しています)
【ホノルルマラソンツアー】選ぶポイント
ホノルルマラソンツアーを選ぶ際に値段はもちろんですが、以下の点にも注目して選びましょう。
パッケージツアーかダイナミックパッケージツアーか
今回紹介するホノルルマラソンツアーにはパッケージツアーとダイナミックパッケージツアーがあります。
それぞれ簡単に説明すると
パッケージツアー
- 旅行会社が飛行機とホテルを組み合わせて販売。
- 飛行機の便は指定でない場合、出発間近にならないと判明しない。(ホテル指定以外はホテルも同様)
- アレンジは基本不可。もしくは有料。
- 旅行代金はあらかじめ決まっている(別途空港諸税は必要、燃油サーチャージもツアーによっては別途必要)。
ダイナミックパッケージツアー
- 飛行機もホテルも自分で自由に選んで組み合わせることができる。
- 旅行代金は空席・空室状況により変動。
ダイナミックパッケージはパッケージツアーよりも飛行機もホテルも選択肢が多く自由にアレンジできるので、より自分好みの旅程を組むことができます。
飛行機の便も予約時に選ぶので、出発日や日本到着日の予定を前もって決められるという利点もあります。
ただし、選択肢が多い故、どれを選べばいいか迷ってしまうという人はある程度選択肢が限定されているパッケージツアーの方がいいかもしれません。
また、意外と見逃しがちなのはキャンセル料。
パッケージツアーは旅行開始日の前日から起算してさかのぼって30日目(繁忙期は40日目、ホノルルマラソン時期は通常期なので30日目)から取消料が発生するので、それまでは取消料がかかりません。
ダイナミックパッケージは飛行機がPEX運賃を利用している場合、旅行契約の成立当日より所定の取消料が発生します。
パッケージツアーももちろんですが、特にダイナミックパッケージを利用する際は必ず予約確定前に取消料発生日を確認しておきましょう。
マラソンサポート体制
日本でのマラソン講習会やランニングイベント、マラソン当日の朝食やスタート地点への送迎、ゴールテントの有無など、ツアーによって日本・現地でのサポート体制に違いがあります。
サポート体制がしっかりしているに越したことはありませんが、その分旅行代金もお高めに設定されています。
例えば、マラソン当日の朝食はハワイのコンビニABCストアなどで前日に自分で用意することができますし、スタート地点へもゴール付近のホノルル動物園駐車場からオフィシャルのバスが出ています。
ツアーに組み込まれているサポートは自分に必要か、お金を払っても手配してもらいたいものなのかを考えてツアーを選びましょう。
現地デスクの有無
旅行会社の現地デスクがあれば、困った時に直接対面で相談できるので心強いです。
何より安心感が重要という人は現地デスクがある旅行会社を選ぶようにしましょう。
【ホノルルマラソンツアー】各社比較表
代表的なツアーを比較表にまとめました。
ジャルパック | JTB | HIS | NEWT | シャイニングツアー | |
ツアー形態 | ダイナミックパッケージ | ダイナミックパッケージ | パッケージ | パッケージ | パッケージ |
マラソンスタート 地点への送迎 | シェラトンプリンセス カイウラニ | シェラトンワイキキ/ ハイアットリージェンシー/ ワイキキビーチマリオット | ワイキキ複数個所 | なし | あり |
ゴールテント | JALテント | JTBテント | なし※注1 | JALテント | なし |
マラソン当日朝食 | なし | あり(有料) | なし | なし | なし |
国内での練習会等 | なし | あり(9/21のみ) | あり | なし | なし |
現地デスク | あり | あり | あり | なし | あり |
トロリーバス | HiBus | HiBus | LeaLeaトロリー ワイキキトロリー | なし | 有料 |
※注1:ゴールテントの代わりにクイーンカピオラニホテル内「Deck&レアヒルーム」を貸し切りで利用可能。
【ホノルルマラソンツアー】各社おすすめポイント
ジャルパック
- ホノルルマラソンオフィシャルスポンサーのJALグループ
- 現地でのランやヨガのオプション(有料・定員あり)
- フライトマイル以外にも旅行代金に応じて100円=1マイルのツアーマイルが貯まる(JALマイレージバンクの日本在住会員且つJMBツアーニュースの受信設定をするのが条件)
何と言ってもホノルルマラソンオフィシャルスポンサーのJALグループ。
JALで行きたいならまずはジャルパックをチェックしてみましょう。
おすすめポイントはJALマイルの貯まりやすさ。
飛行機のマイルの他に旅行代金に応じて100円=1マイルのツアーマイルが貯まります。
ツアーの中身はホテル~空港往復送迎、大会当日スタート地点への送迎、ゴール後のJALテント利用、ビニール製ポンチョのプレゼント、HiBus乗り放題の他、ランやヨガのオプションも用意されています。
また、ホノルルマラソン専用ツアーの他に通常のダイナミックパッケージツアーもあります。
こちらにサポートプラン(マラソン当日スタート地点までの送迎・JALゴールテント利用・ポンチョ)のオプションを付けることができ、ホノルルマラソン専用ツアーでは選べないホテルに泊まりたい人におすすめです。
もちろん安心の現地デスクもあります。
JTB
- ダイナミックパッケージで飛行機もホテルも選択肢が多い
- アテネオリンピック金メダリストの野口みずきさんがサポート
- ゴール地点からホテル送迎への送迎あり
同じダイナミックパッケージでもジャルパックは飛行機はJAL便(コードシェア便含む)しか選べませんが、JTBは空席があればどこの航空会社でも選ぶことができます。JAL便にこだわりが無い人、JAL以外のマイルを貯めていて自由に飛行機もホテルも選びたい人におすすめです。
また、野口みずきさんが参加する日本でのセミナー・ランイベントの他、現地での無料のランイベント、オプションでマラソンコース下見ツアー、大会前日のお持ち帰り夕食、当日の朝食弁当などがあります。
また、ゴール地点からホテル周辺への送迎があります。(9:00~15:00随時運行)
スタート地点までの送迎を行っているツアーはよくありますが、ゴール地点からの送迎を行っているツアーはあまりないのでポイントが高いと思います。
もちろん、国内最大の旅行会社だけあり24時間日本語で対応してくれるコールセンターや現地デスク、さらにはマラソンツアー専用デスクも期間限定で用意されるなどサポート体制もしっかりしています。
HIS
- ツアー参加者はR.C.H.(ランニングクラブ)に無料で参加可能
- 選べるホテル数が他社パッケージツアーより多い
- 特典多数
HISは一言で表すと盛りだくさん。
パッケージツアーの中では選べるホテル数が1番多く17のホテルから選べます(東京発着)。
その他、部位別にケガの対策をまとめたハンドブック、GONTEXカットテーピング、スポーツようかんなどのプレゼントやWIFIルーターレンタルサービスなど特典も豊富です。
ゴールテントはありませんが、その代わりゴール近くのクイーンカピオラニホテル内のおしゃれレストラン「Deck」&レアヒルームを貸し切りで利用可能。
フードビュッフェやアルコールを含んだドリンク提供(水+ドリンク1杯。2杯目以降は有料)、簡易更衣スペースの用意、一部のツアー利用ホテルまでの巡廻シャトルバスなどいたれりつくせりの内容となっています。
さらに、ランニングクラブに無料で参加可能、月1回以上の講習会があり(定員あり)日本でのサポート体制は今回紹介している旅行会社で1番です。
その他、マラソンコースの下見ツアーや完走パーティといったオプションもあり。
現地での無料のジョグ&ストレッチングや通常の現地デスクに加えマラソンツアー専用デスクも期間限定で用意されるなど、ホノルルマラソンツアーへの気合を感じられるHISです。
NEWT
- 飛行機(JAL)、ホテル、往復送迎、ゴール後JALテント利用付きのシンプルなツアー
- ツアー料金は最低価格を保証(条件あり)
- いざという時のキャンセルサポート(条件あり)
JAL便利用のシンプルなツアー。
現地デスクはないようですが、現地での24時間日本語サポートもあるので安心感があります。
また、不測の事態で旅行をキャンセルした時に、キャンセル料の70パーセント(旅行者1名につき最大10万円まで)をサポートしてくれる制度(条件あり)があるのも心強いです。
シャイニングツアー
- 海外マラソンツアー専門店
- 相部屋希望保障あり(ツインフィンホテル限定)
- 飛行機、ホテル、空港送迎、スタート地点への送迎付きのシンプルなツアー
シンプルなツアーで料金もリーズナブル。
必要に応じてトロリーやマラソンコースの下見、完走パーティーが有料で付けられます。
また、ツインフィンホテル限定ではありますが、相部屋希望保障があり一人参加の追加代金がかからないのは一人参加の人には嬉しいポイントです。
リーズナブルなツアーながら海外マラソンツアー専門店だけあって、現地でのイブニングランや早朝ラン、レースのオリエンテーションなどマラソンサポートも充実。
また、現地ツアーデスクがあるのも安心です。
【ホノルルマラソンツアー】おすすめは?
各社それぞれ魅力がありますが、個人的おすすめは、
■余計なものはいらない、シンプルなツアーがいい人
NEWTかシャイニングツアー
特にシャイニングツアーはシンプルかつ現地デスクやマラソンサポート体制も充実しているのでおすすめ。
■サポート体制や特典が充実しているツアーがいい人
HIS
他社に比べて圧倒的にサポートも特典も充実でお得感があります。
■飛行機もホテルも自由に選びたい人
JTB
ダイナミックパッケージで航空会社もホテルも選択肢が豊富。
■JALのマイルを貯めたい人
ジャルパック
さすがJALグループだけあってJALのマイルのためやすさは抜群。
ツアー自体のサポート体制も申し分なしです。
以上、ホノルルマラソンツアーを選ぶ参考になったら嬉しいです。